YouTubeで伸びている動画の見つけ方(そして、いちばん良いものをクリップにする)
チャンネルの普段の再生数を大きく上回るYouTube動画を見つけ、動画のメタデータを8項目で確認し、キーワードを試す。Kattoの無料ツールを、その限界も含めて紹介します。
2026年10月17日
「伸びている動画」とは、そのチャンネルが普段出している数字を大きく上回った動画のことです。平均2万回再生のチャンネルが突然40万回再生を出したなら、何かを掴んでいます。テーマか、タイトルか、形式か。YouTubeでいちばん役に立つシグナルですが、トップページからはいちばん見えにくいものでもあります。
それを見えるようにするために、Kattoにトレンドページを追加しました。YouTubeの公開データを使い、考え方はひとつです。うまくいっているものを見つけ、理由を確かめ、クリップにする。
1. 伸びている動画を見つける
トレンドタブでは、国ごとの人気動画25本を、選んだカテゴリで読み込みます。カテゴリは、すべて、ブログ、エンタメ、教育、科学と技術、ゲーム、スポーツ、ニュース、コメディ、音楽です。各動画について、再生数、1時間あたりの再生数、そして伸び率スコアを表示します。伸び率スコアは、動画の再生数をそのチャンネルの1本あたり平均再生数で割った値です。
リストは再生数ではなく、このスコアの順に並びます。中規模チャンネルの12倍の動画は、巨大チャンネルの1.1倍の動画より上に来ます。そのほうが、いま視聴者が何を求めているかをよく教えてくれるからです。

正直に書いておくと、チャンネル平均は開設以来の平均(総再生数÷動画本数)です。昔に大ヒットが1本あるチャンネルは平均が高く、新しい動画が実際より弱く見えます。スコアは判定ではなく、手がかりとして使ってください。
2. 動画のメタデータを確認する
「動画を分析」タブに好きなYouTubeリンクを貼ると、同じ伸び率スコアと1時間あたりの再生数、タグの一覧、そして100点満点のメタデータチェックが表示されます。
- タイトルが30〜70文字(20点)
- タグのひとつがタイトルに入っている(15)
- 説明文が200文字以上(15)
- 説明文の最初の200文字にタグが入っている(10)
- タグが5〜30個(10)
- 説明文にチャプターがある(10)
- ハッシュタグが1つ以上(10)
- 字幕がある(10)

はっきりさせておくと、これは「埋まっているか」のチェックであって、順位の予測ではありません。100点でも再生されない動画はありますし、ヒット作の多くは40点前後です。自分の動画で抜けているところや、ほかのチャンネルが丁寧に埋めているところを見つけるのに役立ちます。
3. 撮影の前にキーワードを試す
キーワードタブは、ある検索で表示される直近30日以内に公開された動画を調べ、3つの数字を出します。1日あたり再生数の中央値、チャンネル登録者数の中央値、そして登録者1万人未満のチャンネルの割合です。登録者数の中央値は目安の水準に変わります。2万人未満なら低、30万人未満なら中、それ以上なら高です。

小さなチャンネルがよく出てきて、1日あたりの再生数もそこそこあるなら、入り込む余地があります。結果がすべて登録者数百万人のチャンネルなら、もっと絞った切り口を選びましょう。
キーワード検索はYouTube APIのなかでコストの高い部分なので、上限があります。無料プランは1日2回、有料プランは1日5回、Katto全体で1日80回です。共通の上限に達した場合は翌日に戻ります。結果は24時間保存されるので、同じキーワードを再検索しても回数は減りません。
4. タイトルのアイデアをもらう
有料プランでは、どの動画についても、現在のタイトル、タグ、説明文をもとに、別案のタイトル5本と説明文の書き出しの改善案を提案します。タイトルはそれぞれ切り口が違い(好奇心、成果、数字、問いかけ、逆張り)、動画の内容に忠実で、中身の伴わない釣りタイトルは避けます。提案は1アカウントにつき1日10回までです。
5. うまくいっているものをクリップにする
どの動画カードにも切り抜くボタンがあります。押すとその動画がセットされた状態でKattoが開き、伸びている動画を、スコア付き・字幕付き・縦型にリフレームされたクリップにできます。伸びているのが自分の動画なら、短いバージョンを出すタイミングです。
切り抜くのは、自分の動画か、使用許可のある動画だけにしてください。トレンドはリサーチのためのものです。他人の作品を切り抜くには、本人の同意が必要です。
これは何ではないか
本格的なキーワードリサーチツールではありません。検索ボリュームの推定はせず、YouTubeの画面上に重ねて表示する機能もなく、データはYouTubeの公開APIが返すものだけです。キーワードを深く調べたいなら、vidIQやTubeBuddyのような専用ツールがそのために作られています。Kattoのツールが担うのはひとつの流れだけです。うまくいっているものを見つけ、確かめ、切り抜く。
よくある質問
無料ですか?
トレンド、動画分析、1日2回のキーワード検索は、Kattoのアカウントがあれば無料です。タイトル提案と1日5回の検索は有料プランに含まれます。
データはどこから来ていますか?
YouTube Data APIからです。公開されている再生数・高評価数・コメント数、チャンネルの合計、動画のメタデータを使っています。トレンドは3時間ごと、動画分析は1時間ごとに更新されます。
メタデータのスコアが高いと再生数が増えますか?
いいえ。タイトル、説明文、タグ、チャプター、字幕がきちんと埋まっているという意味です。順位を予測するものではありません。
試してみる:Kattoでトレンドを開く(無料アカウント)、またはYouTubeツールのページで概要を読む。